2018.3.31 小梅のつぶやき

「塩原温泉 福渡の四季」

先日、ご宿泊のお客様から素敵な花柄の日記帳をお預かりし「こちらに一句書いていただけますか」と頼まれました。

有名な旅館・ホテルさんの書いた、とてもきれいな字の素敵な句もあり、何を書こうかずっと悩んでいました。

そんな時、塩原文学研究会の「ようこそ文学散歩Ⅱ」という本を見つけました。


 


読んでいくと、塩原にゆかりのある色々な文人の句が書いてあり、迷った結果、山岡荘八さんの「塩原温泉 福渡の四季」を書くことにしました。

ベストセラー歴史小説「徳川家康」の作者でもある山岡荘八さんは、昭和14年の夏に初めて塩原温泉に訪れ、夏の塩原の自然や景観のよさに心魅せられました。
その後も塩原を訪れ、塩原の四季を心行くまで味わったそうです。
また、「徳川家康」を書くとき、塩原温泉の和泉屋旅館さんで構想の一部を考えたとされています。



塩原をこよなく愛した山岡荘八さんの「塩原温泉 福渡の四季」を、心を込めて書かせていただきました。